あきらめるにはまだ早い!『足の冷え症』解消法

ヘルスケア
imasia_2431882_M

寒いわけではないのに手足が冷える…、周りの人より手が冷たい…。このような症状がある人は、“冷え症”です。とくに女性は圧倒的に割合が高く、3人に2人は冷え症に悩まされていると言われています。

中でも辛いのが“足の冷え症”。自分の足とは思えないほど、氷のように冷たく感覚も麻痺してしまう…なんて経験がある人も、少なくないのでは?足の冷え症が原因で、眠れない夜が続くこともあるでしょう…。今回は、そんな悩みを解決するべく、“足の冷え症”の解決法を紹介します。

20140128184918_52e77d1eb71f5

冬になると、ある程度手足が冷えやすくなるのは当たり前のことです。しかし、冷え症の方は外気の温度とは関係なく、手足の先端が冷えやすくなっています。冷え症は身体の中から冷えてしまうため、少し身体を動かしたくらいでは温まらないのがネック。中でも、足の冷え症は“血行不良”が原因だと考えられています。

人間の身体は心臓が軸になっており、ポンプのような役割で血液と一緒に酵素を運んでいます。最初に生きるために必要な“内臓”に酵素を運び、手足は後回しにされてしまいます。足は、“心臓から遠い場所”に位置しているため元々酵素が届きにくく血液が滞りやすいです。それに加え、足の筋肉が凝って固まっているとさらに血の巡りが悪くなり、足の冷えを招く原因となっているのです。血行不良だけでなく、次のようなことが冷え症を招く原因となっています。

□自律神経の乱れによるもの

ストレスや不規則な生活が原因で、体温調節を行う“自律神経”が上手に機能しなくなってしまいます。

それ以外にも、室内の空調が常に効いていると室外との激しい温度差により、自律神経が乱れてしまうこともあります。

これは、“夏の冷え症”に大きく関係しています。

□血液循環の悪化によるもの

貧血や低血圧などの疾患がある方は、血液が滞りがちになり冷え症を招く原因となります。

□女性ホルモンの乱れ

ストレスや更年期によって、心身をコントロールする“女性ホルモン”が乱れて血行が悪くなり、冷え性を招く原因となります。

□皮膚感覚の乱れによるもの

身体の中だけではなく、皮膚によって冷え症を招く可能性もあります。

例えば、自分に身体に合わない下着をつけたとき、身体が締め付けられて血液が滞り、“寒い”と感じる皮膚の感覚が麻痺し、体温調整の指示が伝わりにくくなり冷え性を招く原因となります。

□筋肉の量が少ない

男性と比べると、女性は筋肉が少ないものです。

そのため、筋肉運動による“発熱”や”血流量”が少なく、冷え症の原因として考えられています。

女性に限らず、運動不足の方も筋肉量が少ないため、冷え症になりやすいです。

足の冷えが原因で身体には悪影響が…

足の冷え症が原因で血行が悪くなり、身体に様々な悪影響を及ぼしてしまうことがあります。

□肩や首が凝りやすく、頭痛が起きやすい

長時間同じ体制でいると、血行が悪くなり冷え性を招きます。

筋肉が固くなってしまい、肩や首が凝り頭痛が起こりやすくなってしまうのです。

□生理不順になりやすくなる

女性の身体の中でも“子宮”はとくにデリケートで冷えに非常に弱いです。

冷え症が原因で骨盤内への血のめぐりが悪くなり、月経周期が不順になってしまいます。

生理不順になると、生理痛が重くなってしまったり、妊娠しにくい身体になってしまったりするので、とくに避けたいものです。

□上半身や顔が火照ってしまう

上半身は温かいのに下半身が極端に冷えている場合、大きな血流の差ができ、それが原因で起こる症状です。

心臓にも負担がかかってしまうので、避けたいです。

□肌荒れがしやすくなる

直接的に関係がないように思えますが、身体や足が冷え血行が悪くなると、お肌まで栄養が届かなくなってしまいます。とくに、くすみやクマが目立ちシミやソバカス、ニキビも出やすくなってしまいます。

“乾燥”だけではなく、冷えまでも肌に悪影響を与えてしまうのです。

足の冷え症により、これだけ身体には悪影響を及ぼします。

一刻も早く、足の冷え性を解消したいものですね。

足の冷え症解消方法

靴下_re

足は冷えてしまう前に、温めることが大切です。靴下やレッグウォーマー、足裏用カイロなどでしっかり保温しましょう。足が冷えてから温めるのではなく、足が冷える前に温めるのがポイントです。靴下やレッグウォーマーの場合は、締め付けの強いものは避けてください。ゴムがキツイものなどで足を締め付けてしまうと、血行が悪くなってしまうので逆効果です。

また、カイロを使って足を温める場合は、足先に直接貼るのではなく足首かふくらはぎに貼りましょう。足が冷える前にとお伝えしましたが、もしも足が冷えてしまった場合は、靴下やレッグウォーマーを使ってもなかなか温まらないため足湯や湯たんぽが効果的です。足湯の場合は、40~42℃程度のお湯に15分くらい浸かり、途中でお湯が冷めないように熱いお湯を足していくなど工夫しましょう。

足をマッサージして血行を促進させましょう

imasia_2431882_M

http://kirei-torisetsu.com/archives/18714

足の冷え症は、血行を改善することで解消されます。ときに“第二の心臓”と呼ばれる「ふくらはぎ」のマッサージをして、血行を促進させていきましょう。ふくらはぎの血行を良くすることで、全身の血行が改善されます。

①あぐらの姿勢になり、内くるぶしから膝下へ骨のキワに沿って両手の親指で押していきます。

※このとき、体重をかけながらゆっくり息を吐きましょう。

②同じ要領で、膝下まで3~4センチ間隔で押していきます。

※“痛気持ちいい”程度の強さでOKです。

ふくらはぎは、揉むだけでも効果があります。時間が空いたときは、ふくらはぎを軽く揉んであげましょう。

□服装を見直しましょう

上記でもお伝えしましたが、自分の身体に合わないキツイ下着や服は身体を締め付けて血行を悪くし、冷え性を招いてしまいます。

そのため、ぴったりとしたスリムパンツやガードルなどはあまりおすすめできません。

足の冷えを緩和させるためには、なるべくラフな服装がおすすめです。

また、胸元の空いた服や短いスカートも露出が高く、身体が冷えてしまうので避けましょう。できるだけ身体を温めるようなファッションを選ぶことで、足の冷え症緩和に繋がります。

食事は温かい飲み物&食べ物を心掛けましょう。

large

ホットミルクなどの温かい飲み物や、代謝をアップさせる食べ物で身体の内側から温めることは冷え症対策に効果的です。身体を温める食べ物の一礼をピックアップしておきます日々の献立に役立ててください♪

・にんじん

ビタミンAとビタミンEが含まれており、血流を促進します。

・かぼちゃ

食物繊維が豊富です。

・ごぼう

水溶性の食物繊維が豊富で血流を正常に保つ働きがあります。

・たまねぎ

血行を促進することはもちろん、便秘解消などの効果も期待できます。

足の冷えを今すぐに治したい!そんなときは…。

足の冷え症は、辛いだけではなく女性の身体に様々な悪影響を及ぼします。反対に、足の冷え症が解消されれば生理痛の緩和や便秘解消、肩こり解消など嬉しいことばかりです。ぜひご紹介した対策方法を実践して、足の冷え症を解消してください!

この記事の著者

ささやん

ささやん

大学卒業後、大手保険会社にてOL。結婚を機にフリーライターへ転身。ライフスタイル研究家として日々活動しています。おしゃれなことから、生活一般までなんでも聞いてください!生活の豆知識をたくさん知っていることが強みです。

コメント

コメントはまだありません。

コメントをどうぞ

その他の記事

アクセスランキング

もっと見る