いつからかずっと同じメイクをしていませんか？毎日同じ色で目の周りを囲み、同じ色で頬を赤くし、同じ角度の眉毛。いつも代わり映えしないアイメイクに髪型。思い切ってイメチェンしてみたいけど、似合うメイクがわからない。忙しさにかまけて流行を見落としがち。
そんな悩みをかかえているすべての女性におすすめしたいのが、グランジメイクです。今年の夏はこの流行のメイクテクニックを身に付け、思い切り楽しんじゃいましょう。
ここ数年、流行りのアイメイクといえば、強めにひいたラインとバサバサと存在感のあるまつげ、そして黒目がちな瞳。ドラッグストアでは絶対に落ちないタトゥー並みのアイラインが飛ぶように売れ、100均一ではつけまつげが品薄になるほどの大人気。細くひき、わざと目じりを跳ねさせたラインや、たれ目に見えるように下降気味に描いたアイメイクできめた若い女性たちが街中であふれ、まつげエクステを行うサロンは大賑わい。
さらに瞳を大きく見せるためにカラーコンタクトを常用する女性が増加。このようなラインとまつげ、そして大きな瞳で作り上げる目力命のメイクが流行ったのです。
そんな中、アイシャドーの存在感はうすくなっていきました。
アイシャドーといえば、一昔前はメイクの基本中の基本。多くの女性がまぶたを青く塗っていたものです。ラメが入ったものや、角度によって光具合が変わるもの、原色や蛍光色のアイシャドーなど、種類も豊富でバラエティーに富んでいました。まつげとラインと瞳にアイメイクの主役をうばわれたアイシャドーですが、今年の夏はふたたび注目を浴びそうです。その名もグラウジングメイク。数年ぶりにアイシャドーメインのアイメイクの復活です。
まず、アイライナーを引きます。ペンシルでおおまかに引いた後、ジェルライナーでまつげとまつげの間を埋めるように描いていきます。
目のきわは細く埋めるように。次に暗い色のアイシャドーをチップにとります。このときチップは小さ目のものを選んで。初心者さんにはダークブラウンがおすすめ。
そして、アイホールのきわにシャドーをのせていきます。その上に、ちょっとだけ明るい色、ここではライトブラウンのアイシャドーを軽くのせ、アイホール全体になじませていきます。最後に、アイホール全体になじませたのと同じ色のアイシャドーを目じりの下に塗ります。こうすることで、目じりに陰影ができ、ぱっちり大きな目を作ることができるのです。
ようやく主役の座を手にしたアイシャドーですが、たくさんの色を使うことは禁物。多色使いは古臭い印象の目元になってしまいます。暗く濃い色、2色程度を使うのが今年風。ダークカラーのグラデーションを作ることによって、目に奥行が生まれ、印象深い目元を演出することができます。さらに、目元を強調するために、チークとリップにもこだわりたいもの。
チークはメルティーオレンジ色のものを軽くはたきましょう。暗い目元とは裏腹に元気な印象を与えることができます。リップはソフトなピンク色をチョイス。
優しげな印象を引き出すことができ、目元とのバランスもばっちりです。
このように、数年ぶりに主役へと躍り出たアイシャドー。暗く少ない色で立体感のある目元を作り出すメイクをマスターして、いち早く流行を取り入れてみてはいかがでしょうか。ラインやつけまつげ、カラーコンタクトに頼りすぎない、知的できりっとした印象の顔立ちを作り上げることができます。これで夏の流行のファッションもますます際立つこと間違いなし！
ささやん
大学卒業後、大手保険会社にてOL。結婚を機にフリーライターへ転身。ライフスタイル研究家として日々活動しています。おしゃれなことから、生活一般までなんでも聞いてください！生活の豆知識をたくさん知っていることが強みです。
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