医療レーザー脱毛時の禁止事項
クリニックで行う医療レーザー脱毛は
医療行為であり、安全なものですが、肌への負担を最小限に抑えるため
脱毛時の禁止事項があります。
・日に焼けないようにする
脱毛に用いられるレーザーは
毛のメラニン色素に反応し
そこから放出される熱エネルギーによって毛根を破壊するものです。
しかし日に焼けると
肌内のメラニン色素が増えるため
ヤケドのリスクや痛みを高める可能性があります。
また、レーザーの効果が分散されるため、脱毛の効率も悪くなってしまいます。
脱毛期間中は、海や山、プールなどの屋外リクリエーションを避け
外出する際には日焼け止めを塗るようにして、日に焼けないように注意しましょう。
尚、タトゥーを入れている部分は
日焼けした肌と同じようにレーザーによる熱が吸収されやすく
ヤケドするリスクが強いです。
タトゥー部分は避けて施術を行うことになります。
脱毛を行いたい場所なのであれば
タトゥーを入れる場合は脱毛後にしましょう。
・毛抜きをしない
医療レーザーは毛のメラニン色素に反応するため
毛抜きで抜いてしまうと
レーザーを照射しても効果がなくなってしまいます。
脱毛期間中は毛抜きをしないようにしましょう。
とはいっても、ムダ毛は気になるものです。
自己処理する場合はカミソリやシェーバーなどを使用しましょう。
・肌に刺激を与えないようにする
脱毛直後の肌は敏感になっています。
入浴する際は
照射部位をナイロンタオルやボディブラシなどでこするのは避け
ぬるま湯でやさしく洗い流す程度にしましょう。
また肌に赤みがある場合
体温を上昇させると
赤みや痒みを強める原因になることがあります。
湯船に浸かったり
汗をかくような激しい運動をしたり
アルコールを摂取することは避けたほうがよいでしょう。
入浴よりもシャワーの方が良い、などというのはこの点からです。
通常、4~5日経てば肌は元通りになりますが
痛みや腫れなどの症状が続く場合はクリニックで診察を受けるようにしましょう。
尚、脱毛直後の肌は乾燥しやすくなっています。
肌が乾燥していると、皮膚の表面が固くなり、毛が抜け落ちるのを妨げる場合もあるので
いつも同様、もしくはいつも以上に気を使って保湿するとよいでしょう。
医療レーザー脱毛の正しい知識を持とう
医療レーザー脱毛には時間もお金もかかります。
安全にキレイな肌を手に入れるためにも正しい知識を持った上で施術を受けることが大切です。
クリニックでは施術前に医療脱毛の仕組みや脱毛時の禁止事項などの説明を行っています。
分からないことがあれば質問をして納得した上で施術を受けるようにしましょう。
記事監修医師プロフィール
ドクター松井クリニック院長
松井彰一郎まついしょういちろう
2000年 | 山梨医科大学医学部卒業 国立国際医療センター形成外科勤務 |
---|---|
2003年 | ユーロクリニーク入局 |
2006年 | 湘南美容外科クリニック大宮院(さいたま)院長就任 |
2011年 | ドクター松井クリニック院長就任 |